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サインを見逃すな! カラダの声を聞いて、本当の自分に出会う方法


人間の感情、感覚を表現する言葉は数えきれません。

ざわざわ、きゅん、ワクワク、ドキドキ、くらくら、じわじわ、じわー、ジンジン、ピリピリ、ヒリヒリ、ドクンドクン、サーッ、しーん。

こうして書き出してみると、頭のてっぺんからつま先まで、私たちがカラダで感じる感覚を表す言葉はたくさんあります。

夕日を浴びた笑顔の女性

(c)Alena Ozerova - Fotolia.com



私たち人間は、絶え間なくカラダで何かを感じています。「体感」することは、私たちにとってとても自然なことなのです。

自分のカラダから発しているサインに耳を傾けてみたことはありますか?

■「本来の自分」が感じている、カラダからのいろんなサインに気付こう!
人間のカラダは頭よりも先に行動をし、脳が後づけでその理由付けをしている、という興味深い心理学の研究結果があります。

にわかに信じがたいですが、少し考えてみてください。

「あの時、どうしてあんな行動をしてしまったのだろう?」、「そういえば、あのときは考えるよりも先にカラダが動いていた!」など思い当たる人もいるのではないでしょうか?

もちろん、脳で思考することはとても大切で有効なことです。しかし、あまりに思考に頼りすぎると、私たちが自然に感じているカラダの出しているサインを見逃してしまいます。

カラダで感じる感覚は、より「本来の自分」に近いものと言われます。自分に正直であることは、心身ともに健康であるためにとても大切な要素です。

どうやらカラダには、私たちが学校では習わなかった、もしくは習ったけれども十分な時間をかけなかった為に忘れてしまった、より「あるがまま」に生きられるための輝かしい才能がたっぷりと眠っているのです。

■感じていないフリ、していませんか?
何かに感動したり、大きな驚きやショックを受けたり、外側から何か大きな刺激を受けるなど、カラダの感覚というのはとても分かりやすく感じやすいです。

しかし、日常では、注意深く観察していないと、小さすぎて見逃してしまう感覚もあるでしょう。

いつも同じように感じてはいるのだけれども、向き合うことへの怖れや不安などから「感じていないフリ」をしていることも多いのではないでしょうか。

でもそれ、実は悪いことではないのです。

私たちが現代社会を行きて行く上では、大切なサバイバルスキルとも言えるからです。

しかし、その「感じてないフリ」をする時間が長くなると、「本来の自分」の「声」を無視し続けていることになり、心身に影響が出ることが多くなります。

体調の不具合や、ギクシャクとした人間関係などが起きる原因にもなりえるのです。もしこれを読みながら不安に思った人は、もうカラダの声を聴く準備ができています。



■言葉を知らない小さな子どもに向き合うように、自分のカラダと向き合う
では、「カラダの声を聴く」とは何をしたらいいのでしょうか?

まだ言葉をもたない小さな子どもや、ペットの姿を、今ゆっくりと思い浮かべてみましょう。想像の中で、言葉を話さない彼らとより良い関係を持とうとするとき、あなたならどうしますか?

おそらく、自然と彼らを観察することから始めるのではないでしょうか。言葉に頼らない時、私たちはゆっくりと時間をかけ、いつもよりも鋭敏なアンテナを立てると思います。

優しいまなざしを向け、耳を澄まし、そっと近づき触れたりしながら、少しずつ信頼関係を築きます。相手が言葉を持たないと知っているにも関わらず、こちらから優しい声をかけたりするでしょう。

相手がこちらの意味を理解していなくても、優しい声のトーンや音の持つエネルギーが相手に安心感を与えるものとなることを、私たちは無意識に知っているからです。

相手の願望を満たすにはどうすれば最善なのか、を自然に模索します。彼らを理解しそれが満たされたと感じるとき、自分の内側でも与えることの喜びを体験しているのです。

これと同様の感覚を、今度は自分自身のカラダに向けてみましょう。小さな子どもに向き合うように、いつも頑張ってくれている自分のカラダと向き合う時間を、じっくり持ってみるのです。

自分のカラダに寄り添い良い関係を持とうとするときも、静かに観察する時間が必要になります。

まずは、ゆっくり自分のカラダを眺めることから始めてみてもいいでしょう。普段は見過ごしてしまうようなことに、視覚で気づくこともあるでしょう。

ひょっとしたら、あなたの両手が自然とその部分に伸びて、触れたりさすったりするかもしれません。

■目をとじて、さらに深いカラダの感覚の声を聴く
目を閉じるとより内側の感覚を感じやすくなる人が多い、と言われています。

目を閉じて、今度は自分自身のカラダの内側の感覚に意識を向けてみましょう。どこか痛みや具合の悪いところに気づくかもしれません。

逆に、リラックスしている時間を持てていることがうれしいという感覚に気づく人もいるかもしれません。胸の辺りの不安や焦りに気づくかもしれませんし、ワクワクする胸の高鳴りや喜び、感謝といったものを感じる人でしょう。

中には、特別に感じるところは特に何もない、と感じる人もいると思います。

この時、覚えておいてほしいのは、正しい、間違っているというものは全くなく、あなたが今ありのまま感じていることが「正解」なのです。

このようにありのままの感覚を観察する時間を持つことで、あなたとあなたのカラダとのあらたしい関係性を始めることができます。

■日常生活でも習慣にしよう! カラダの声の聴き方
日常生活を送る中で、カラダの声を聴く習慣をつけることはとても有効です。

たとえば仕事がうまくいっていないとき、「キリキリ」とした胃の痛みがあなたに届くかもしれません。

日曜日の夕方、胸の辺りになぜか鳴り止まない「ざわざわ」とした不安な感覚を感じるかもしれません。

子育てをしながらつい感情的になってしまった後に感じる、「どーん」という重く暗い感覚、ありませんか?

特に困ったことはないけれど、やる気が湧いてこない無音のような感覚も、立派なカラダからの「声」です。私たちのカラダは、何かしらのサインを送っているのです。

あなたのカラダの感覚を感じたら、そっと寄り添い、小さな子どもの表情を読むように、好奇心を向けてあげてください。

もしも、カラダの感覚が言葉を話せるとしたら、どんな「声」になるでしょうか。

「いつも平気なフリをしているけれど、本当はだれかの助けが必要と感じている」
「もっと生き生きと、あるがままに生きたい」
「もっと深く分かり合える関係を築きたい」

ひょっとしたら、本来のあなたからそんな「声」が届いているのかもしれません。



■本来のあなたが輝くために。
自分のカラダの声をありのまま観察し、その「声」を好奇心をもって聴くこと。本当はどうありたいのか、何を求めて今ここに居るのか。そして、自分はいったい何者なのか。

そんな人生の根本的な問いに、多くの気づきやサポートをもたらしてくれるでしょう。

苦しみや痛み、または生きる気力が低下したとき、多くの人たちは、自分のカラダの外側の世界でささやかれる言葉に混乱しがちです。

そんなとき、ぜひ思い出してほしいのです。「自分のカラダの声をじっくり聴く」ことは、自分自身への愛情をもたらす方法のひとつであるということ。

そして、どんな答えも最終的にはあなた自身の中に眠っています。

言葉にならない声を聴き、自分の本質を知り、より良い選択ができる自由があることに気付いたとき、本来の「ありのままの自分」が、きっと輝いてくるはずです。
 
 

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