COLUMN

イタリア人に学ぶ! 苦手な人と上手につきあった3つのおもしろエピソード


世話好きで「大丈夫よ! なんとかするわ」が口グセの友人とおしゃべりしていたときのことです。

最近の仕事についての話題が出たとき、「新しく入ってきた人が、協調性に欠けるタイプみたい。とてもやりにくくてみんな困っているのよね」とグチっていました。

困ったときほどポジティブに! 難しい人とのつき合う3つのスキル

困ったときほどポジティブに! 難しい人とのつき合う3つのスキル


(c) Robert Kneschke - Fotolia.com



人づきあいがとても上手だと思っていただけに、彼女にもサジをなげたくなるような相手がいるのか…と思いつつ話を聞いたのを覚えています。

「アモーレ、カンターレ、マンジャーレ」の言葉に代表されるように、イタリアの人たちはオープンで打ちとけた人間関係を愛しているイメージがありますが、実際のところ本音とタテマエを使い分けるシーンも少なくありません。

コミュニケーション能力の高い彼らといえども「苦手な人」への対応に頭を悩ませることはしばしば。しかし、そのあたりを上手に隠して円滑に人間関係をすすめるスキルの高さには頭が下がります。

ここではそんな彼らの、「人づきあいの秘訣」をご紹介します。

1.食べ物の話をする
いつもニコニコしていて、友人に囲まれていることが多い知人女性。ある日カフェで、たまたま彼女一人だったときに話をしました。

「人づきあいがうまくいくための秘けつか何かあるの?」と聞いてみると、「そうねぇ…強いていえば、嫌いな人を作らないことかな」という答えが。

自分とは合わないタイプの人に出会ったら「難しい人」と思うようにしていて、ほとんどは食べ物の話でコミュニケーションを取っているそうです。

「食べ物の話は誰としても盛り上がるわ。そのかわり個人的な話はあまりしない。相手によっては誤解されて知らないところで話が広がったりするからね」と注意点を話してくれました。

おかげで、へたなグルメガイドよりも地元のレストランに詳しくなったそう。
 
 

2.困っているときに1回だけ助ける
ある知人女性は、朝っぱらからラジオを爆音で流す「騒音おばさん」で有名な近所の人を、おとなしくさせたことがあるそう。

近所仲はあまり良いとは言えなかったのですが、その人が坂道で転び、動けなくなっているところにたまたま通りあわせた彼女。

「パンツ丸出しで転んでたのよ。足の骨が折れたみたいだったけど、ものすごく太ってる人だから私一人の力じゃどうにもならなくて」と彼女はすぐ救急車を呼びました。

その人のご主人に電話で連絡し、救急車で運ばれる彼女を見送った後は、散らばった彼女の荷物をまとめて玄関先に置きました。

その後仕事に行ったのですが「気の毒だとは思うけど、彼女の姿を思い出してちょっと笑っちゃった」とか。その一件以来、騒音が出ることはなくなったそうです。

3.小さなことでもほめちぎる
自営業を営む知人男性は、少々気難しいクライアントに振り回されていました。

「都合が悪くなると『そんなことは知らない、言ってない』と全部白紙撤回してくるようなタイプでね。大口の契約先だったからこっちからバッサリ切れずに悩んでた」とか。

そこをどうにかしたいと、Facebookのページでクライアントの動向をチェック。打ち合わせの前の雑談で、小さなことでもほめちぎるように心がけたところ、振り回される回数が激減したそうです。

「友だち申請しておいてよかったよ。あの時ほど、SNSの便利さをかみしめたことはない」と語る彼。そのクライアントから別の顧客を紹介され、新しい契約成立にもつなげられた…とうれしそうでした。

苦手な人とのつき合いでも、その人を通じて他の新しいつながりが開けてくるかもしれない…と、前向きにとらえてコミュニケーションするイタリアの人たち。

あなたも、人づきあいに困ったときこそ、ポジティブに行動してみてはいかがでしょうか。
 
 
(金丸 標)

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