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優しい「メサ男」に気をつけて


近年優しい男性がとても増えてきていますが、その反面「優しい男性にひどく傷つけられた」という話も耳にするようになりました。優しいのに傷つけるの? と思われるかもしれませんが、今回はそんな優しさの仮面をかぶった男性の心理と注意点を詳しく解説しましょう。


■落ち込んだ時に近寄ってくる「メサ男」
最近、こんなケースを聞きました。

「失恋などですごく落ち込んでいる時、優しく話を聞いてくれる男性と会った。自分の気持ちをよく理解してくれて、辛い気持ちにも共感してくれる。温かい言葉で励ましてくれて、寂しいときに連絡するとすぐに返事をくれる。

自分を大切に思ってくれているんだと感じ、その男性にだんだん好意を持ち始めて、あなたのことが好き…と言った途端、ぱったりと連絡が来なくなった。

あまりの変わりように、自分が何か彼に悪いことをしたのだろうか? やっぱり女性として魅力がないのかも…、などと悪い考えばかりが浮かび、以前より更に落ち込むハメになった。」

優しい男性が全員そうというわけではありませんが、上記のような場合、彼は「メサイアコンプレックス」を隠し持っていることが多いです。

■「メサ男」の本当の目的とは? 
メサイアコンプレックスの「メサイア」とは、「メシア(=救世主)」を意味し、人の役に立つことで自分の心の欠乏感を埋めようとする心理を表す用語です。

メサイアコンプレックスを抱いている男性=メサ男は人当たりがよく、一見明るく頼れそうな雰囲気を持っているので、ある意味人気者キャラです。そのため人が周りに集まってきます。その中で困っている人や弱っている人を目ざとく見つけ、一生懸命励ましたり、元気づけようとします。

それがうまくいけばいいのですが、相手がどんどん依存してきて自分の手に負えないと感じるようになったり、自分が期待している反応を相手が返してこないことが分かると、いきなり相手との関係を断ってしまったり、今までの優しさとはうって変わってキレて怒ったりするようになります。

メサ男にとって大事なのは「他人を助けることができる(素晴らしい)自分」であって、真剣に相手のことを気遣っているわけではないからです。

■「メサ男」は非現実世界を生きている
また、メサ男の特徴として、「インドに行って恵まれない人たちが安心して暮らせる施設を作りたい」などと、非常に崇高で高い志しを持っている割には、仕事に追われて残業している目の前の同僚に対し、労いの言葉ひとつかけないといったアンバランスさがあります。

メサ男は自分に自信がなく、また自分を取り巻く環境に強い不満や不安を持っています。そこから逃れるために、大きな規模(=現実的ではない世界)で困っている人を探し、自分のことを受け入れてくれそうな人だけを救おうとすることで、自信を取り戻そうとするのです。

メサ男は過去の辛い気持ちに共感し、傷を癒すのはとてもうまいのですが、未来に対する建設的な話をすることはあまりありません。そうなれば自分は必要がなくなるからです。あなたのまわりにもそんな「メサ男」はいませんか? 

本当に優しく、あなたのことを大切に思っている男性なら、時には厳しい対応をすることもありますし、あなたが早く自分自身で立ち直っていけるように見守ってくれるはずです。

見かけの優しさに騙されないように、賢く恋愛していきましょうね!
(佐藤栄子)

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