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ハーゲンダッツ、人気のヒミツは徹底した“こだわり”

 新フレーバーが登場するたびにSNSで話題になるなど、1984年にアメリカから日本に初上陸して以来、30年以上にわたり根強い人気を誇る「ハーゲンダッツ」。今年の夏も、初めての期間限定ショップが誕生するなど話題に事欠かないが、その人気のヒミツを探るべく、同社の企画開発担当者に話を聞いた。

 今年3月に初めてリニューアルした『ミニカップ マカデミアナッツ』。20年以上愛されてきた商品だが、「もう少し工夫すれば、一層おいしくお客様に喜んでいただけるのでは」とリニューアルが決定した。

 企画開発を手がけた渡辺淳巳さんは「これまで積み重ねてきた歴史のある商品だけに、新商品を出すのとは違ったプレッシャーがありました」と振り返る。「20年以上売っている商品なので、今のファンの方の期待を裏切らないようにしながらも、リニューアルするからには新しいファンも増やしていきたい」と試行錯誤を重ねた。これまでの従来のサイズにプラスして少し小さめのサイズも入れるなど、マカデミアナッツのサイズを1種類から2種類に変えたという。

 たったそれだけ、と思う人もいるかもしれないが、アイスクリームをひとくち食べた時にナッツが入っていないという“残念感”を無くすだけでなく、味わいも変化するのだとか。「従来のサイズのナッツはアイスクリームとの味のバランスが好評でした。でもそのサイズのナッツを増やしてしまうと今度はアイスクリームとのバランスが崩れ、食べた時にナッツの味が強くなってしまいます。そこで小さいサイズを増やし、アイスクリームの味とのバランスを調整しました」。発売後のアンケート調査では満足度が上がり、売上も順調に伸びているそうで、渡辺さんは「安心しました」と笑顔。日本人らしいともいえる細かな調整とこだわりが、おいしさへと繋がっている。

 話題となる新たなフレーバーも続々と登場している。5月に発売されたチョコレートとマカデミアナッツの組み合わせが楽しめる『クランチークランチ チョコレートマカデミアナッツ』は、とろりとしたチョコレートソースが入っているのが特長。同商品を担当した河野祐子さんは「冷凍下だとソースが固くなってしまいますが、とろっとしたメルティ感を損なわず、噛んだ時に口の中でアイスクリームと程よく混ざり合うようにするのにかなり苦労しました」と明かす。

 『ミニカップ マカデミアナッツ』と同じくココナッツオイルでローストしたマカデミアナッツを組み合わせているが、『クランチークランチ』に合う食感を求めてじっくりと低温ロースト。噛んだ時のカリカリ感を追求し、商品によってローストする時間を変えるという、ここにも細部にこだわりがのぞく。

 平行して何種類もの商品を企画開発しているという2人。時には1日に3つも4つもアイスクリームを試食することも。「これはなんでこういう味なんだろうとか、アイスクリームに限らず無意識に考えてしまいますね」、「休日にカフェにいってもついつい仕事モードで見てしまったり…」と日常生活でも探究心をのぞかせる。

 最後に「“ハーゲンダッツらしさ”とは何だと思いますか?」という質問をぶつけてみた。渡辺さんはじっくり考えながら、「お客様にはアイスクリームを買っていただいているわけですが、食べた時に幸せな気分になれたり心が和んだり、そういうところも含めて選んでいただいているのかなと。 おいしさにプラスして情緒的なところも一緒に提供できるのがハーゲンダッツかなと思います」。“ハーゲンダッツらしさ”を追求するこだわりが、老若男女から支持される人気のヒミツといえるのかもしれない。

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