NEWS/RELEASE


紅茶キノコが進化して復活 西海岸スタイルで日本再上陸


 昭和50年代頃に日本で一大ブームを巻き起こした“紅茶キノコ”。ブームが過ぎ日本では見かけなくなって久しいが、海を隔てた米西海岸やヨーロッパでは近年、「KOMBUCHA(コンブチャ)」の名で、専門店が登場するほど人気に。健康志向の高い海外セレブやモデルが愛飲していることから火が付き、日本でも“紅茶キノコ=コンブチャ”が再注目されつつある。

◆紅茶キノコとは? 懐かしの姿を振り返る

 紅茶キノコは、ロシアやモンゴルを発祥とする緑茶や烏龍茶などお茶を発酵させた健康飲料。元となる菌の塊「スコビー」の見た目がキノコに似ていることから、紅茶キノコと呼ばれた。発酵させることで生まれるグルコン酸や乳酸、酢酸などの有機酸に加え、アミノ酸、ポリフェノール、ビタミンなど疲労回復や美肌づくりに大切な栄養素が豊富で、健康食品として女性を中心に人気となった。

 お茶にスコビーと砂糖を加えると、酵母菌が糖をエサに発酵。一度スコビーを育ててしまえば、菌株を切り分けてお茶と糖を継ぎ足すだけでどんどん増やせるとあって、簡単に作れることも爆発的なブームの要因だったが、湿気の多い日本では菌の管理などが難しく、次第にブームは収束していった。

◆海外セレブも愛飲 コンブチャとして進化

 しかし、ミランダ・カーやマドンナなどが愛飲していることをきっかけに、2014年頃から美容や健康にこだわる日本の女性たちが注目。紅茶キノコは米国西海岸発のビューティードリンク「コンブチャ」として再び関心を集めるようになる。

 米国では、2010年頃からトレンドの発信地である西海岸を中心に話題となり、米誌『BEVERAGE WORLD』によると、2013年にはコンブチャの売り上げが前年比300%に急成長。その多くは清涼飲料タイプで、多数のコンブチャブランドが誕生しオーガニック系のスーパーでは専用コーナーが設けられているほか、コンブチャバーといった専門店も登場しているという。

 そんな米国の流れを受けて日本でも注目が高まり、レシピサイトで紅茶キノコの作り方が紹介されたり、オリジナルのアレンジレシピが公開されるなど、健康・美容に関心が高い人たちが紅茶キノコにハマっていった。発酵飲料のため要冷蔵で賞味期限が短く、輸入するのが難しかったが、6月には米・ポートランドの「コンブチャ ワンダードリンク」の低温殺菌した缶入りコンブチャが日本でも「アンジェ web shop」で販売を開始。和歌山のスリート向け麹発酵飲料を製造・販売する「ferment works」もネット販売をスタートするなど、手軽に飲める土俵も整いつつある。

 スムージーやコールドプレスジュースなど、美容と健康に良いとされ人気が出たドリンクの多くは、米国の人気を受けてブームになっているが、コンブチャがどこまで人気を伸ばせるか注目だ。

関連リンク

タグ

最新ニュース

おすすめ特集



RECOMMENDED ITEMS



    PICK UP